12.07

広野小高線【北迫工区】の完成報告。

 一般県道 広野・小高線(浜街道)は、福島県双葉郡広野町から南相馬市小高区までの海岸線を南北に結ぶ総延長55Kmの一般県道です。広野町浅見川付近から北迫川付近までの北迫工区も震災の津波被害により建設中の道路・橋梁が被災してしまいました。
 福島県は、道路の橋梁の再構築と津波被害軽減策の防災緑地を一体的に計画施工し、去る平成28年12月7日に北迫工区 L=1.70Kmを供用開始し、近接する楢葉町山田浜地区までの約6Kmが繋がり、近隣の発電所等への車両の利便が向上し、国道6号の渋滞にも寄与すると思われます。
 当社は、広野小高線の概略設計や測量・用地・設計業務と防災緑地の修正設計をお手伝いさせていただきました。また、防災緑地の植樹に関する業務にも参加させていただいた関係から大変思い入れがあり、今回の供用開始も社員一同喜んでおります。
 計画時は、福島県・広野町・関係コンサル等で協議会により横の連携を図りながら短期間での完成という命題に皆さんの力を結集し対応してきたと思います。
 今回の事業に携われた多くの皆さんの努力と信念に感謝いたしますとともに、事業に参加させて頂きましたことを各発注者様に感謝申し上げます。

【東日本大震災時 本線施工部被災】

【東日本大震災時 本線施工部被災】

【施工済み橋台被災(ウイング分断)】

【施工済み橋台被災(ウイング分断)】

【併用本線 小高側を望む】

【併用本線 小高側を望む】

【防災緑地案内板】

【防災緑地案内板】

【海岸堤防(農林)と本線橋(北迫川部)】

【海岸堤防(農林)と本線橋(北迫川部)】

【本線に併設された防災緑地】

【本線に併設された防災緑地】

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